ウガンダ北部の生活 ~乾季の風物詩2~
- nabescj2003
- 3月10日
- 読了時間: 1分

私達がプロジェクトを行っているアジュマニは現在乾季です。
雨季とは打って変わり、多くの植物は枯れ、茶色の風景が広がります。
この季節、アジュマニ内でよく見られるものがあります。
それは野焼きです。
アジュマニの方々曰く、家畜の餌である草の成長を促し、また土壌の肥沃度を高めるために行うそうです。
毎日どこかで燃やしているため、灰がどこからともなく飛んできて、私たちの事務所内にも入ってきます。乾季は灰の季節と言ってもいいかもしれません(1月が特にひどく、最近は落ち着いてきましたが)。
一方で、野焼きは土壌の栄養素や微生物も燃やしてしまうため逆に土の劣化を促進させている、また大気汚染や気候変動を引き起こす原因となっていると、反対の意見の人もいます。
野焼きで誤って作物や茅葺き屋根の家を燃やしてしまい問題となるケースも聞いたことがあります。また、野焼きはかつて狩猟が起源で、罠を仕掛けた場所に動物を追い込むために土地を燃やしていたと話す人もいます。
本当のところはどうなのでしょうか。
灰も土埃も全てを洗い流してくれる、そして恵みをもたらしてくれる雨が早く戻ってきて欲しいです。
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