NAMはウガンダ北部西ナイル州にあるアジュマニ難民居住区で子どもの栄養状態と生計を改善する「西ナイル栄養生計改善(NILE)プロジェクト」を実施しています。
このプロジェクトでは「ケアグループ(CG)アプローチ」という方法を使っています。プロジェクトが当初対象とする約1,500世帯すべてにスタッフが直接働きかけるのは大変ですが、CGアプローチを使えば効率よく活動ができます。具体的には、スタッフが母親リーダーに栄養教育を行い、その母親リーダーが学んだことを自分のグループのお母さんたちに伝えます。こうすることで、スタッフが直接教育するよりも効率的に栄養教育が広がります。この方法は国際的にも効果が認められていて、広い範囲のコミュニティ支援に適しています。
CGアプローチには、スーパーバイザーとなるプロジェクトスタッフ、各地区をまとめるCGプロモーター、ご近所グループのCGボランティアという3つの役割があります。
今回は、プロジェクトスタッフである4人のスーパーバイザーが9名のCGプロモーターに対して「離乳食」と「手洗い衛生」の研修を行いました。母子栄養に関わる内容だけでなくCGセッションのファシリテーションの仕方についても話し合われました。その後、研修を受けた10人のCGプロモーターが同様の研修を実施し、CGボランティア135人にその内容が伝わりました。
4人から10人、135人そして1,500世帯へと知識が広がっていきます!
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